壁 Advent Calendar 2019の総括

壁 Advent Calendar 2019 25日目の記事です。

adventar.org

なぜか隔年で実施している壁カレンダーだが、今回で第3回となった。今年は絶対に開催せずしれっとなかったことにしようと目論んでいたが、気づいたら発生していた。制作者かつ最終日ということで、僭越ながら各記事の感想を書く。

感想

1〜5・7・8日目

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2日目 3日目 4日目 5日目 7日目 8日目

全7回に渡る長編、最後に物理壁をぶち壊す話。東大ロールモデルであらせられるひぐ様が、東大ロールモデルに至る軌跡を記した伝記の一部。

おそらく後世にはこの記事がまとめられ、「ひぐ力」みたいなタイトルで新書として出版される可能性が高い。ちなみにひぐ様と会ったのは2回くらいで、こういうノリが許される関係性なのかすら忘れた状態でこれを書いている。美味しいビールをいただくのを楽しみにしています。

6日目

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ボルダリングの壁。壁カレンダーの起源は発起人である私がボルダリングにハマっていたことであり、初回の壁カレンダーは半数がボルダリングの記事だった。それを蹂躙され、いまの多様性を許容する形式となった。そんな中でボルダリングの記事を書いてくれた。唯一の良心。今後もボルダリングをしっかりやっていってほしいし、京都に帰った際にはぜひセッションしたい。

9日目

note.com

中古住宅を購入してリフォームした話。この段階で壁との関連性はかなり薄まってきた。私からみると学生時代の研究室の先輩にあたる。ちょうど先日おじゃました際には、おもしろ社内システムを鑑賞したり、ヒロシちゃんねるを鑑賞したりした。

最高の家だったし、よくよく聞くとリフォームの過程で壁をぶち抜いていたため、本カレンダーにふさわしい。

10日目

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リングフィットの壁。他に類をみない有益記事であり、壁カレンダー以外の然るべき場所で発表されていれば、インターネッツで大いに評価されたに違いない。リングフィットアドベンチャー自体、同僚の間でもめちゃくちゃ流行っており気にはなっていたため、雰囲気がすごくわかった。センサの精度とかゲームとしてのおもしろさに関しては、顧客が本当に欲しかったものみたいなかんじで、ものづくりの観点で良さみを感じた。

11日目

yukara-ikemiya.github.io

シンガポールの壁。というか、シンガポールのビアバーが紹介されている。ビールのことはまったくわからないので、このあたりをさらに深堀りした解説を、プロであるひぐ様に書いてほしい。はやめに。

12〜14・21日目

13日目 14日目 21日目

タルトタタン、アイスクリーム、フィナンシェ、マドレーヌの作り方。どうがんばっても壁には結びつかない。手書きメモをツイしURLを貼り付けるという超絶手抜き。ガッキーだから許される。ちなみに9日目の中古住宅におじゃました際に持ってきてくれたのでいただいた。美味かった。スイーツで一旗あげ、第二のロールモデルを目指して邁進してほしい。

15日目

yukara-ikemiya.github.io

自宅をホームシアターにする話。めちゃくちゃ有益。ホームシアター化を画策する一人暮らし人間におかれましては、インターネッツに巣食うアフィブロガーの記事をくぐり抜け、この記事にたどり着くことを願うばかりである。

16〜19日目

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17日目 18日目 19日目

ある意味で、壁カレンダーを象徴する作品。16日目のラップは圧巻だし、最終日にはゲームが用意されているので、ぜひ挑戦してみてほしい。感想とかはうまく言語化できない。もうわけがわからん。

20日目

sorami-chi.hateblo.jp

ドイツ語の壁。ドイツ語だけでもまったくわからんのに、さらに派生(?)であるSwiss Germanという、フランス語Remixみたいな言語について紹介されている。著者のブログには他にもチューリヒ長期滞在についての有益実体験記事があるので、チューリヒ長期滞在予定の方は参考にされたい。

22日目

pankz.hatenablog.com

天井裏の配管が破裂して水漏れした話。いいかんじに破裂しビチャビチャになったとのことで、本当に心から良かったと思っている。ポタポタとかそういうレベルではない様子がよくわかる。本当に良かった。

23日目

www.evernote.com

次元の壁を超えようとした話。かっこよすぎ。これについて私が何かを言うのはおごがましい。ただ最高。

24日目

yukara-ikemiya.github.io

23日目の挙式の参加者が、当日の写真たっぷりに紹介した記事。ガチ感が本当に最高。現時点で「追記予定」となっているが、すでに最高みが溢れている。

総括

シンプルに各記事がおもしろく、とても楽しめた。それ以上の感想は正直ない。ほとんどなにも考えてない。各自が思い思いの「壁」について文章を生成しており、人間の多様性が垣間見える。ちなみに参加者は自分の知る限り(知らない人もいる)自分以外はほぼ研究者であり、これは従来どおり。ただ所属が変わっている人が多く、人生ってかんじがある。

いまどきインターネッツ界隈でもアドベントカレンダーの慣習はこなれてきて、技術やキャリアのまじめなやつや、定番のやつが目立つ。わけのわからんやつはだいたい個人の思いつきで、カレンダーが埋まらず終了しているものがほとんど。そんな中で、壁カレンダーは自由の文化を維持しつつ隔年で3回、全日程を埋めて完成している。再来年はどうなるかわからないが、今度こそ絶対に途絶えさせたい。

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