『第12回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン』に参加した

もともと3月に開催が予定されていたのだが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。この度、ユーザ会の方々がオンラインでの実施を企画してくれた。運営の皆様、本当にありがとうございます。

pgunconf.connpass.com

せっかくなので発表した。PostgreSQLのプロトコルを理解するために、シリアライザを実装して、実際にPostgreSQLと通信してみる、という内容。実装の雰囲気とか、簡易プロトコルと拡張プロトコルの比較などを紹介した。

speakerdeck.com

だいたい以下の記事の抜粋+デモというかんじ。

kyabatalian.hatenablog.com

絶妙に需要のなさそうな内容で不安だったが、普段意識することがないぶん、逆に関心を持ってくれたっぽい。常時100人強の方が視聴してくれていたらしい。オンライン勉強会は初めてだったのだが、聞く側としてはリラックスした環境で聞けるし、画面の文字やデモもみやすくて体験としてはとてもよかった。逆に話す側としては、反応がわからなくて、だれも聞いていないのではという不安があった(実際に途中で「いま聞こえてます?」と聞いてしまった)。今後自分が聞く側になるときは、どうでもいいことでもなるべくチャットで反応するようにしようと思った。

PostgreSQLのアンカンファレンスは、第8回に初めて参加して、そのときが人生初の勉強会登壇だった。それから2回に1回くらいは参加している。毎回ゆるい雰囲気で、発表するときは比較的気軽にできる仕組みになっている。今回もそのノリで何も考えずに発表枠で申し込んだのだが、自分以外の発表者がPostgreSQLのコミッタとか、PostgreSQLで銭を稼ぐレベルの方々で、若干の後悔をしていた。当日は場違い感を感じつつも、好意的な反応をいただけて自分としては満足している。感謝。

あまり空気を読まずに発表枠でやっていっても、みなさん優しいので受け入れてくれることを実証したともいえる。気にせずいきましょう。他の方の発表は例にもれずすごいレベルで、聞いていてたいへん興味深かった。ただし完全な理解にはほど遠いので、もったいない気持ちになった。理解して議論を楽しめるように精進していきたい。

前回参加したときは、何も準備せずにいって会場でスライドをつくって発表し、結果準備不足を露呈したり他の方の発表が聞けなかったりして、会に対して無礼をしたと猛省していた。それにくらべて今回は、もともとブログにしていたものをベースに発表をつくるだけだったし、前もって準備していたので、同じ過ちを繰り返さずにすんだ。何をするにしても人より時間がかかってしまうタイプの人間であることを忘れがち。

プログラミングあまり得意ではないけど嫌いではないので、ぼちぼち楽しくやっていきたい。ハッカーになれるようにがんばります。