2021年のおもしろかった本

最近、読んだ本をブクログに記録しはじめた*1*2。とりあえずいま自宅にある紙の本を登録した。10月の引っ越しでかなり処分したため、ほとんどはそれ以降に買った分になる。せっかくなので、ジャンルごとにおもしろかった本を示す。

技術書

www.oreilly.co.jp

年始に読んだ本書が逃げ切り。副題に分散システムとあるが、その前段としてのデータベース自体の解説だけでも一冊の本としてよいくらい価値がある。リファレンスも豊富。

そもそも今年は技術書をあまり読めなかった。技術に対する関心が緩やかに減衰しているのを実感しており、危機感を覚えている。実際、このときに読んでPoCしてみようと思っていたことが一年たってもできていない。まあそれはそれで受け入れるしかないのかもしれない。

一般・ビジネス書

bookclub.kodansha.co.jp

日本社会における雇用環境の現状と成り立ちを、エビデンスを示しながら解説してくれている。タイトルの印象よりも雇用にフォーカスしていて、特に各企業の人事・採用に関わる人々はおもしろいのではないだろうか。例えば、日本の雇用環境を特徴づける新卒一括採用という仕組みが、どういう経緯で成立してきたのか、など。

今年はいわゆる自己啓発書も含めて、一般書を適当に選んで適当に読む、ということをけっこうやった。一部界隈ではポルノと揶揄されるように、特に有益性があるわけではないが、なんかやった気になって気持ちが楽になるという効能がある。

文芸・小説

books.bunshun.jp

一番好きなジャンルはミステリで、本作はそれに該当しない。自分は小説を読む目的として、感情を揺さぶられたい、みたいな動機が大きいのだけど、その意味で一位だった。自分がいかに平凡で正常でめぐまれていることか。

どんでん返し系のミステリが好きで主に読むのだけど、今年読んだ中だとイニシエーションラブ(乾くるみ)medium 霊媒探偵城塚翡翠(相沢沙呼)がよかった。

マンガ

www.akitashoten.co.jp

ずっと気になっていて今年の春頃に完結したので、Kindleで一気に読んだ。多様性とは。読後にみるYOASOBIのPVが刺さる。

完結していないマンガを新たに読み始めるのがそろそろしんどくなってきた。加齢が著しい。ベルセルクの最後にはついぞ立ち会えなかったし、Drコトーやハンターハンターも完結を迎えられるのか不安になる。


他者から本をオススメされるのが好きなので、軽率に薦めてください。上記からもわかるとおり、ジャンルは問いません。

*1:https://booklog.jp/users/kabaome

*2:マンガはキリがないので未掲載